R:折れ線グラフを描こう
1. データの準備
今回のデータは"VADeaths"を用います。
> VADeaths
Rural Male Rural Female Urban Male Urban Female
50-54 11.7 8.7 15.4 8.4
55-59 18.1 11.7 24.3 13.6
60-64 26.9 20.3 37.0 19.3
65-69 41.0 30.9 54.6 35.1
70-74 66.0 54.3 71.1 50.0
"VADeaths"は1940年代のヴァージニア州の100人あたりの死亡率について、年齢(行)および地域と性別(列)に分けた5行5列のデータマトリックスです。
ここで、Rural:田舎、Urban:都会、Male:男性、Female:女性を意味します。
2. 折れ線グラフを描こう
折れ線グラフを描くには関数matplotを用います。
> matplot(VADeaths)
なんかイメージしていた折れ線グラフではありません。
これだと点のみで折れ線の"線"がありません。
"線"を描くためにはどうしたらいいのか。
答えはmatplot関数の引数として"type"を選びます。
> matplot(VADeaths,type="l")
関数matplotではデフォルトでtypeは"p"が設定されています。
そのほかにもtypeは少なくとも数種類用意されています。
p:点を描く
l:点を通過する線のみを描く
b:点を描き、線で点を連結
c:点を飛ばして線を描く
h:各点から横軸までの垂直線を描く
n:枠(軸)のみを描く
> matplot(VADeaths,type="b")
点に記号を用いることもできます。
その場合は"pch"を用います。
> matplot(VADeaths,type="b",pch=1)
全部一緒で分かりづらいですよね。
そういう場合はpchに範囲をいれます。
> matplot(VADeaths,type="b",pch=1:4)
pch=1:○
pch=2:△
pch=3:+
pch=4:×
などたぶん20くらいまで様々な記号があります。
> matplot(VADeaths,type="b",pch=17:20)
以上